舌磨き用製品入荷のお知らせ

舌のお掃除どうしていますか?

歯ブラシでしている方も多いかと思いますが、舌の掃除専用器具を入荷しました。

00110.JPG「舌苔トル」(ぜったいとる) ¥410(税込)

プラスチックの3枚板で舌の汚れをかき出します。

歯につく汚れは歯垢(しこう)や歯石(しせき)と言います。

これは口腔内に住んでいる虫歯菌や歯周病菌が集まったり硬くなったりしたものです。

これらの細菌は同じように舌の上にも集まります。

たくさん集まると舌が白っぽく変色したように見えてきて、お口のいやなニオイの原因にもなります。

舌につく白っぽい汚れを舌苔(ぜったい)と言います。

成人の場合は、舌も歯と同じように毎日磨くことをお勧めします。

キシリトールガム

激しい雨が降っています。

なお歯科クリニックは小金井街道という道路沿いにあるのですが

この地帯は大雨のときよく冠水します。

0014現在の小金井街道。既に川のようになっています・・・・・

さて、100%キシリトールのガムを入荷いたしました。

0024価格は2500円です

こちらはミントが効いている大人用ですので小さなお子様には不向きです。

キシリトールには虫歯の原因菌を働きにくくする効果があります。

サンプルをご用意しておりますので1度お試しください。

虫歯リスク

昨晩の雷雨は凄かったですねー!

自転車を置いて帰宅したため、今朝は徒歩で通勤しました。

暑かった・・・・梅雨の晴れ間、もうかなり夏の気配です。

さて、今日は虫歯リスクについて書きます。

虫歯になりやすい、なりにくい、には個人差があります。

虫歯になる要素は大きく分けて3つ

①虫歯原因菌

②歯や唾液の抵抗力

③食生活や歯ブラシなどの生活習慣

昔からよく言われる「歯が弱い家系」というのは、実はあまり正しい表現ではありません。

確かに歯のエナメル質や象牙質の強さには個人差はありますが、
生まれつき歯が弱い人というのはほんのわずかなのです。

お口の中には何万種類かの細菌が住んでいますが、その中でも歯を溶かす酸を作り出す細菌が虫歯原因菌と呼ばれるものです。

歯磨きが上手く出来なかったり、砂糖を多く摂取したりすると虫歯菌の数が増えて虫歯を作ってしまうのです。

虫歯リスクを判定する検査をご存じでしょうか?

唾液を使って検査するので、痛みも苦痛もなく、30分ぐらいで出来ます。

お子様でも、お話が出来るようになっていれば検査が可能です。

022.JPGサリバチェックによる虫歯リスクテスト

この検査では虫歯菌の数と、唾液に含まれる虫歯菌への抵抗力を調べます。

その結果をもとに歯科医師や歯科衛生士から、ひとりひとりに適した虫歯予防プログラムを提案します。

生活習慣の改善やフッ素、リカルデント、キシリトールを上手に取り入れた虫歯予防プログラムは
一生自分の歯で過ごせるかどうかを大きく左右します。

大切な歯を守るために、治療ではなく予防のために歯科医院へ通院してみてはいかがでしょうか?

美味しい?

ようやく暖かくなってきました。

今日は当院で近頃お子様に人気のペーストについて書きます。

006.JPGMiペースト(リカルデント入りペースト) ¥1575

写真左から バニラ・メロン・ストロベリー・ヨーグルトのフレーバー

他にもフッ素、キシリトールが虫歯予防に使われますが、それぞれ働きが異なります。

☆リカルデント:歯の成分であるカルシウムやリンを補給する

☆フッ素:歯の石灰化を促進して歯を強くする

☆キシリトール:虫歯菌に虫歯の原因となる酸をつくらせない

Miペーストは歯磨き粉とは甘さが異なるため、歯磨き粉の苦手なお子様にも人気があります。
「逃げ回って仕上げ磨きをさせてくれなかったのに最近では進んで磨かせてくれる」
という意見もお母さんから聞きました。
(ただし、牛乳由来の成分ですからアレルギーの方は使用できません。)

白いペーストと良く合う香料を使っているためお子様には「美味しい」と人気があるのです。

本当は甘い味に良いニオイがするだけなのですが・・・・

このペーストはもちろん大人でも使えます。
私を含めたスタッフ全員で使用してみたところ、歯の表面がつるつるになり驚きました。

大切な歯を虫歯にしないために、ご家庭での虫歯予防は必要ですね。

入れ歯

すっかり寒くなって来ました。
なお歯科でもそろそろ加湿器の登場です。

 

さて、今日は入れ歯のお話です。

歯や、歯が並んでつくる歯列は、食べる時やしゃべる時に無くてはならないものです。

大切な歯を失った時、そこを補綴(ほてつ)するのが入れ歯です。

入れ歯には取り外しできる物と出来ない物(ブリッジなど)があります。

取り外しできる入れ歯の悩みは1度でも使用したことがある方ならば
必ず1つや2つはあると思います。

考え方としては義足や義手と同じであるにもかかわらず、
義歯(入れ歯)は体内に入れてしまうことから
どんな場合でも必要な定期的なメインテナンスを怠りがちになります。

合わない義歯を長期間使用すると、歯ぐきが擦れて癌になったり、
食べ物を噛み砕かないで食事をするため内蔵を悪くしたりします。

 

木曜日に生体シリコンと一体型となった入れ歯についてセミナーを受けてきました。

kanjamain.jpghttp://www.bitecglobal.com/kanja.html

こちらのコンフォートデンチャーは保健外の自費診療となります。

また、全ての入れ歯に適応するわけではありませんので、お気軽にご相談ください。

もちろん保健診療での義歯治療も行っております。

 

合わない入れ歯でお悩みの方、放っておいても治るものではありませんので、
これを機に歯医者さんで健診を受けてみられてはいかがでしょうか?

お子様の虫歯予防(6歳~12歳)

お子様の虫歯予防予防シリーズも最終回を迎えました。

今日は6歳~12歳、いわゆる「生え変わり時期」のお話です。

小学校に進学する頃になると、上下の前歯が生え変わります。
その頃に6歳臼歯と呼ばれる永久歯が生えてきます。
6歳臼歯の虫歯予防については前回の記事に書いた通りです。

その後は乳歯が抜け→永久歯が生えるという歯の生え変わりを繰り返します。
生え変わり時期は歯の高さや幅が一定していない場合が多く、
また抜けそうでグラグラしている歯もあったりするので、ブラッシングが難しくなります。
磨き残したプラーク(歯垢)は虫歯や歯肉炎の原因となりますので
生え変わり時期は徹底したプラークコントロールが必要なのです。

12歳頃になると6歳臼歯のさらに奥に第2大臼歯という永久歯が生えてきます。
この歯は第1大臼歯(6歳臼歯)と同様に乳歯が抜けずに生えてきます。
第2大臼歯は年齢的にも仕上げ磨きを卒業しているため、
お子様の自己管理だけを頼りにしていると、虫歯になる可能性が高くなります。
思春期を迎え、「難しいお歳頃」ということもあり、
いくら言っても歯磨きをしてくれない・・・というお話もよく耳にします。
そんな理由から、やはり、かかりつけの歯科医院で定期健診を受ける事をおすすめします。
 

生えたばかりの永久歯は歯質が未熟で虫歯になりやすいため、
小学校に進学した頃からは特に虫歯予防に注意する必要があるでしょう。
 

また、生え変わり時期の乳歯の虫歯を「どうせ抜けるから」と放置するのは大変危険です。

<理由>

①虫歯の穴には虫歯菌の塊であるプラーク(歯垢)がたまりやすく、
 同じお口の中に生えてくる永久歯を虫歯にしてしまいます。

②虫歯で出来た穴を放置することで奥の歯が手前に寄ってきて
 永久歯の生えてくるスペースを少なくしてしまいます。
 これにより歯並びが悪くなります。

③虫歯があると、きちんと噛まないで食事するようになってしまい
 全身の発育に悪影響を及ぼします。

 

最近の子育てママさんたちはよく勉強されているので、
これまでの虫歯予防記事についてご存知の内容も多かったかもしれませんね。
歯や歯並びはお子様の一生を決めると言っても良いほど大切なモノなのです。
お子様が自分の口の中を自己管理できるようになるまでは
虫歯予防は育てている大人に責任があります。

虫歯や歯周病の無い強い歯で健康な生活を!
お互いに努力して行きましょう。

お子様の虫歯予防(3歳~6歳)

やっと秋らしく なってきましたね。
先日、今年初めてのサンマを食べました。
とっても美味しかったです♪

さて虫歯予防シリーズ3回目は3歳~6歳の虫歯予防のお話です。

3歳を過ぎると虫歯にかかるお子様が増えてきます。
乳歯が20本生え揃い、特に前歯よりあとに生える「乳臼歯」が虫歯にかかりやすくなります。

乳臼歯は、まず生えてすぐの頃は、かみ合わせの面にある溝の部分が虫歯になりやすいです。
その後、4歳を過ぎてからは、乳臼歯と乳臼歯の間に虫歯ができやすくなります。

虫歯予防のポイントは「1歳6ヶ月~3歳」の記事に書いた通りですが、
その他にも仕上げ磨きの際に歯ブラシ以外の歯面清掃補助器具を使用すると効果的でしょう。

歯と歯の間を虫歯にしないためにはデンタルフロスが有効です。
デンタルフロスは形も太さも様々な種類があり、ワックスが付いている・付いていないという違いもあります。
使いやすい種類のものを選ぶか、専門家(歯科医師・歯科衛生士)に相談するとより良いです。

 

cimg1459.JPG子供用歯ブラシと歯面清掃補助器具

 

 

6歳前後になると、いよいよ歯の生え変わりが始まります。
まずは下の前歯がグラグラ揺れ始め、抜けたところに永久歯が生えてきます。
この頃からいちばん奥の乳臼歯のさらに奥が徐々に膨らみ始めます。

これは第一大臼歯(6歳臼歯)が生える準備を始めたサインです。
通常はこの第一大臼歯と、12歳前後で生える第二大臼歯だけは、乳歯が抜けずに生えてくる大人の歯です。

第一大臼歯は永久歯の中で最も大きく、最も噛む力がある歯です。
一生使う大切な永久歯なのに、いちばん虫歯になりやすいのです。

 

<第一大臼歯が虫歯になりやすい理由>

①乳歯が抜けずに奥に生えてくるので最初は気が付きにくい

②歯のかみ合わせの面の溝が深く、汚れや食べカスが溜まりやすい

③奥に生えるので歯磨きがしにくい
特に生えたては最後方乳臼歯より低い位置に在るため歯ブラシが届きにくい

④生えたての歯は歯質が未熟

 

第一大臼歯の虫歯予防は、とにかく念入りに歯磨きをする事です。
仕上げ磨きは小学校低学年ぐらいまではしてあげることをお奨めしています。
生えている途中の第一大臼歯は、普通には歯磨きしにくいので、ブラシを横から入れたりして工夫するか、インターデンタルブラシ(写真真ん中の赤い歯ブラシ)のような磨きやすい形の歯ブラシを使用すると良いでしょう。

また、歯科医院で専門家による虫歯予防処置を受けることをお奨めします。
歯科医院では、フッ素を塗る以外にも咬む面の深い溝を、フッ素が徐々に出るシール状の物で埋める処置が受けられます。

就学前健診で虫歯を指摘される前に、かかりつけの歯科で予防方法や永久歯の生え具合を相談すると良いと思います。

次回は6歳から12歳までの虫歯予防のお話です。

お子様の虫歯予防(1歳6ヶ月~3歳)

今日も虫歯予防のお話です。

前回も記事に書いたように1歳6ヶ月児は、上下の前歯12本と奥歯が4本生えてきています。
お子様の成長には個人差がありますから、必ずしもこの本数なわけではありませんが、心配なことがあるようでしたら歯科医を受診することをお勧めします。

2歳6ヶ月ぐらいまでの間に前歯12本+奥歯8本=計20本、全ての乳歯が生えてきます。
まだ虫歯の無いお子様がほとんどですが、この頃になると、奥歯のかみ合わせをする面の溝にも虫歯が出来ることがあります。
また、哺乳瓶から卒業出来ないでいるお子様には特に、前歯表面の帯状の虫歯が発生することがあります。
歯や歯並びは千差万別ですから、お子様ひとりひとりに合った仕上げ磨きの方法を歯科医師や歯科衛生士から教わることをお勧めします。

3歳になると3歳児健診があります。
この健診では20本の乳歯が生えそろい、かみ合わせがきちんと出来ているか、また虫歯になりやすいのか、などをチェックします。
この時点での虫歯の状況を見ると、これから先の歯の状況をある程度予測することが出来ます。
改めて歯の健康や、育児の方法を見直すよい機会になるのです。

 

虫歯予防のポイントは
①チョコレート・アメ・キャラメルなどの甘い食品は、少なくとも3歳ぐらいまでは与えない

キシリトールなどの人工甘味料と違い、砂糖は虫歯菌たちの大好物です。
当院でもよく見受けられるのが、お母様は気をつけているのにおじいちゃん・おばあちゃんがチョコレートなどを与えてしまい虫歯が出来たり、
お兄ちゃん・お姉ちゃんと一緒にお砂糖をたくさん摂ってしまい、下のお子様だけに虫歯が出来るパターンです。
生えたばかりの歯は乳歯、永久歯を問わず歯が未熟で虫歯になりやすいのです。

②水、お茶以外の飲み物はだらだら摂取しない。

100%果汁のジュースやスポーツドリンクでは虫歯にならないというのは間違っています。
お子様が発熱した時などはこれらの飲み物は欠かせませんが、仕上げ磨きを十分に出来ない病気の時こそ虫歯が出来やすいので注意が必要です。
また、寝る前にジュースを与えるというのが一番虫歯になりやすいのです。

③食べたら出来るだけすぐに歯磨きをする

食物を摂取すると約3分で虫歯菌が歯を溶かす酸を出し始めます。
だからといって泣き叫ぶお子様の歯を無理やりあわてて磨くというのはあまりオススメできませんが・・・・
小さいうちから遊び感覚で楽しく歯磨きをするのが良いですね。

④フッ化物による歯質強化

フッ素が歯のカルシウムと結合して歯を強くしてくれます。
フッ化物による虫歯予防には色々な方法がありますので、かかりつけ歯科医または1歳6ヶ月健診・3歳健診などで相談するとよいでしょう。

cimg1457.JPG歯科医院で扱う様々なフッ素入り歯磨き粉

フッ素濃度、臭いは製品によって違いがあります。
写真左下の製品はフッ素ではなくリカルデント入りの虫歯予防歯磨剤です。

 

次回は3歳から6歳までの虫歯予防のお話です。
尚、「9月の診療ご案内」でもお知らせしましたように9月29日土曜日は都合により午後1時までの診療となっています。

お子様の虫歯予防(0歳~1歳6ヶ月)

9月も後半に入りましたがまだ暑い日もありますね。

さて、今日から虫歯予防のお話を始めます。
いつもよりチョットまじめに書きますね。
まずは産まれてから生後1歳6ヶ月までです。

赤ちゃんが生まれてくると、正常な場合は歯が1本も無いものです。
産まれてきたとき既に歯がある場合を先天歯と呼び、
授乳の都合などから多くの場合抜歯します。

生後7ヶ月前後で、まずは下の前歯が生えてきます。
この時点での歯ブラシは普通のものではなく、毛のないゴム製のものかガーゼを使用すると良いでしょう。
離乳食の後などに歯を拭き取る程度にします。

この後、生後1歳6ヶ月までの間に上下前歯12本と奥歯4本の乳歯が次々に生えてきます。
ある程度前歯の本数が増えてきたら、毛のある歯ブラシを用意してください。
この年齢では自分で歯ブラシして歯の健康管理をするのは無理ですから、
お子様の虫歯予防は全て一緒に暮らしている大人の責任になります。

通常、歯と歯の隙間は大人と違って広く開いていますので、
デンタルフロスや歯間ブラシを使う必要はありません。
この時点で虫歯が出来るとすれば、前歯の表面です。
 

また、保健所などでの「1歳6ヶ月健診」が行われます。
この健診では心身の発達をチェックしますが、歯の健診も行われます。
1歳6ヶ月の時点で虫歯を持っているお子さんは少ないのですが、
体に病気のある子、生活習慣に問題のある子では稀に虫歯が見られます。

フッ素塗布を開始する時期については、お子様の発育状況などによって異なります。
虫歯が出来てからまたは歯が痛くなってから歯科医を受診するのではなく、虫歯が1本もないうちに歯科医で健診を受け、歯ブラシやフッ素による虫歯予防につて相談する事をお薦めします。
治療ではなく虫歯予防のうちに、お子様のかかりつけ歯科医 を見つけておくことで、大きくなってから何かあった時すぐに必要かつ適切な処置が受けられるからです。

子供の虫歯は世界的にも減少傾向にありますが、先進国の中でも日本の子供の虫歯は他国に比べまだまだ多いです。
乳歯は抜けるから虫歯にしてもいいという考えかたは間違っています。
乳歯のうちから大人になっても虫歯や歯周病に罹りにくい環境にしておく必要があるのです。
 

虫歯の治療にお金と時間をかけるよりも、それを虫歯予防に費やすほうがお子様の為になるのではないでしょうか?

スリープスプリント

歯ぎしりやくいしばりは健康な歯や歯周組織を壊してしまいます。
その他にも顎関節症や頭痛、肩こりの原因になることもあります。
寝ている間にスリープスプリントと呼ばれるマウスピースを装着する事で様々な症状が緩和される場合もあります。

歯科医院で歯型を採って作製します。cimg1119.JPG

スリープスプリントは形も様々ですのでお気軽にご相談ください。